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2006年03月27日

島人の「お宝」?

島人の「お宝」?
(写真のイラストの少女はイメージです。ちなみに、よーかい自作画の一部だったりします。。。)

辻遊郭の「名器」の写真をネットで拝めます!

もちろん無修正♪

(続きをどうぞ。どきどきどき。)

細身でくびれもしっかりした「真壁さん」はうるま市在住。
沖縄県指定の文化財です。

その上に紹介されているのは、かつて王様が寵愛した名器です。
特別にご開帳!

画像はこちら(クリック!)










ずっこけました?
やだなぁ、ちゃんと文化財だって言ったじゃないですか?(^m^*)


さて、三線は、同じように見えても、横から見ると、棹の上部の反り方、棹の太さ、胴と棹の接点のふくらみ方に違いがあります。
また、胴の下に飛び出ている棹の下端の形が違うものもあります。

それらの違いによって、南風原(ふぇーばらー)型、知念大工(ちにんでーく)型、久場春殿(くばしゅんでん)型、久葉の骨(くばぬふにー)型、真壁(まかび)型、平仲知念(ひらなかちにん)型、与那(よなー)型などに分けられるのです。


中でも、最高のものが王家に愛された「開鐘(け-じょう)」というものだと言われています。
開鐘とは、夜明け六つ時に撞く寺院の鐘のことで、遠くまでよく響きわたることを意味します。
そのことにちなんで、三線のうちで、とくによく響きわたる名器につけられた名称です。

「開鐘」の名が付くだけでも県の文化財になるくらいですが、その中でも特別品が「五開鐘」と呼ばれるものです。

盛島開鐘、城(ぐすく)開鐘、湧川開鐘、西平開鐘、アマダンジャ開鐘の5つとも、先に挙げたうるま市の翁長開鐘を含めた、盛島、西平、湧川、熱田、翁長の5つが五開鐘ともいわれています。

この五開鐘は、すべて「真壁型」で作られているという特徴があります。


でも、よーかいが感動(?)したのは、“久場春殿型”です。

なんと、この三線は「武器」にも使用されたというのです!


ちょっと北野武監督の映画「座頭市」の場面を思い出しませんか?

お座敷で三味線を弾いていた二人の旅の芸者が、ぱちん、と三味線の弦を外すと、中が仕込みになっていて、すらりと刀が現れる場面があります。
この芸者は実は女装の兄弟で、諸国の座敷を放浪しながら、親のカタキを探し出して、復讐する機会を窺っていたのでした。

もしや、沖縄でもそういったストーリーが?!


『王家の陰謀にはめられた阿麻和利は殺され、「謀反の張本人」という汚名を着せられて一族の多くも皆殺しの憂き目に遭いました。(1458年、阿麻和利の乱)

しかし、まだ幼かった阿麻和利の娘は遊郭へと逃げ延び、復讐の機会を窺いました。

そして、1469年、ついにそのチャンスが訪れました。
阿麻和利の娘は遊郭に来た尚徳王の前で三線の弦を外すと、叫び声さえあげさせずに、仕込んだ刀で一突きに絶命させました。
もちろん、王が遊郭通いで殺されたなんてバレたら大スキャンダルですので、王家は尚徳を「病死」としました。

しかし、阿麻和利の娘を身受けし、遊郭から救いだした伊是名島出身の若者、金丸がこの情報を聞き挙兵します。
そして、旧王家をうち倒し、1470年、自らが即位して“尚円”と称しました。
ただの農民が王になったのです。

これが、第一尚氏から第二尚氏へと王統が移行した背景であり、真相だったのです!』

(もちろんフィクションです。)

なんだか、小説が一本書けてしまいそうなほど、久場春殿の三線で妄想が膨らみます(爆)。



さて、その真相はというと…



たしかに武器としても使用されたそうですが、あくまで「護身」用。
それも、仕込みではなくて、通常より太くて頑強な棹を「」として振り回して闘ったのが真相だそうです…。

ちょっぴり残念だぞ…( ̄Λ ̄;)むぅ(笑)


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Posted by チバりよ at 02:23│Comments(5)よーかい
この記事へのコメント
いやだなぁ…このごろ騙されっぱなしだよう。
さて、「名器」についてはこのサイト。
局部ドアップ、モザイクなし。中まで見せちゃう。2次元アリのよりどりみどりよ〜ん。
http://www8.ocn.ne.jp/~hairyou/index.html
Posted by かり管1号 at 2006年03月27日 11:49
>かり管1号さん

え?!
本当にだまされてくれたんですか?!!

かり管1号さん、いいひとだよう…(T-T)感涙。
でも、ウイルスメールとか開いちゃって感染しないようにしてくださいね~。(笑)
(この記事はもちろん大丈夫ですけど。。。)

それにしても、かり管1号さんの紹介してくれた「名器」のHPには興奮しました。
素材はやはり「締まり」の良いものが具合が良いんですね~♪(^m^*)
(なんか、変態さんの会話みたいだな…爆)

知的興奮や芸術的興奮の方が気持ちよかったりするよーかいです(笑)。

いつか、ちゃんと三線の基本をマスターしたら、こういった職人的かつ芸術的なところで良い三線を購入してみたいです。

でも、この場合の「局部」ってどこ?(笑)
Posted by よーかい at 2006年03月27日 23:56
☆pacific-18です。
名器いいですねハート。
一度聞いてみたいですね♪
どんな音色かな?
Posted by pacific-18 at 2006年03月28日 12:16
あ、あのですねぇ、騙されたのは、あくまでも「仕込み杖」のくだりですよ〜(汗、汗)。
「あれ?確か尚徳王は久高島で…」とか思いながらも「そうか、三線の仕込み杖でヤラレたのかぁ…」ってな具合に見事に騙されてしまったのです。
三線は、各部に細か〜く名称があるんだけど(載ってるHP忘れた)、女性の体にたとえてることが多かったよ(「乳」とかね)。だから今回のよーかいさんの記事は、けっこう的を射ていたと思うよ。
ところで、女性が作った三線なんてどう?
http://www.101dog.com/sansin/
(ここで、「製作風景」をクリック)
優しい音が出そうでしょ。
Posted by かり管1号 at 2006年03月28日 12:57
>pacific-18さん

いらっしゃいませ♪書き込みどうもありがとうございます♪♪(^▽^)

pacific-18さんのブログをすーみーさせてもらいましたが、あんな名器に毎日乗っていらっしゃるなんてうらやましいです☆

水色の自転車可愛いですね~。
あっ、自転車は「名器」じゃなくて「名機」というべきなんですっけ?(^▽^;


>かり管1号さん

即興で書いた妄想ストーリーをリアルに読んでいただいて、いっそう嬉しいです♪
ベースは史実に基づいている部分はあれど、さすがに「阿麻和利の乱~第二尚氏王朝成立」の過程にそんなドラマチックな背景があったら……すごく楽しいですよね☆(^m^*)

こないだの「ちゅらさん4」の記事のときにしても、こういった妄想ストーリーはすぐに思い浮かぶんです(^▽^)
でも、小説をちゃんと書くとなると、もっと細部まで繊細に妄想できる力が必要になってくるんだなぁ~と感じていますです。

ところで、女性が作っている三線、丁寧に作っている感じなのに、意外に料金が安いですね~。
棹の制作過程が写真になかったのですが、できれば胴よりも棹の制作風景を見ることができればもっとよかったなぁ(^.^)
Posted by よーかい at 2006年03月29日 01:31
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