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2006年01月07日

鬼餅(ムーチー)

鬼餅(ムーチー)
(写真は鬼餅をくるんであるサンニンの葉からはがしたところ。)

本日旧暦12月8日は鬼餅(ムーチー)の日です!

沖縄では旧暦の12月8日を厄払いの日として鬼餅(ムーチー)を作って食べます。
もともとは「オニムーチー」と呼んだのが、いつのまにか「ムーチー」が一般名称になったようです。

練った糯米粉(もちごめこ)を平たくのばし、細長い長方形をつくってサンニン(月桃)やクバの葉で包んで蒸してつくります。
最近では、サンニンの葉で包んだものは、沖縄ではムーチーの時期でなくてもいつでも買うことができます。

ムーチーは仏壇、かまど、神棚などに供えられ、家族一同、特に子供の健康を願うのに使われます。
また、その年子供の生まれた家庭では、生まれた子供の健康を願って普通の餅より大きい「力餅(チカラムーチー)」を作って食べる風習もあったそうです。

この旧暦12月8日頃の寒さは「鬼餅寒(ムーチービーサー)」という季語にもなっているので、沖縄では身近に親しまれたものだといえるでしょう。
ちなみに、今晩から関東でも雪が降るかもしれませんが、ムーチー寒さですね。
日本海側なんかでは記録的な積雪ですが、やっぱりムーチー寒さですねぇ。

…あ、まちがえた。
それをいうなら「むっちゃ寒い」ですね。(寒っ)


ところで、この由来民話になっています。
民話ってことは子どもたちに話して聴かせるのが基本なんだと思います。

では、その民話を見てみましょうね♪d(^.^d)
以下は大里村に伝わっているお話です。

(この辺は要約します。)
【昔、首里の近くに兄と妹がいました。
 兄は大里村に移り住みましたが、そこで鬼になってしまったという話を妹は聞きました。
 妹は噂を確かめるべく、兄が住むという洞窟に行ったところ、獣の骨が散乱し、兄は変わり果てた姿になっていました。】

(以下、引用)
『妹は反射的に逃げようとしましたが、
 「妹か、何故逃げるのだ。一緒に肉でも食べよう」
 と鬼となった兄に襟元を捕まえられ、洞窟の中のほうへ引っ張られました。
 妹はとっさに、
 「兄さん、それではちょっと待って下さい外で用をたしてきますから」
 と言いましたが、鬼は逃げられるのを警戒して 「ここでやれ」と言いました。
 しかし、妹はいくら兄妹でも兄の前ではできないというので納得し、鬼はその代わりに妹の手首に縄紐(なわひも)を結びつけました。』

うーーん。。。
……兄妹でSM??(縛)
 
(以下再び要約)
【妹は兄の隙をみて、縄をほどいて逃げ出しました。
 それを知った兄は妹を追いかけて首里までやってきます。
 妹は、兄が来るまでに2種類のお餅を作りました。
 一つは自分が食べるために普通のお餅を。
 もう一つは、兄に与えるため、鉄を入れたお餅を用意します。
 そして、兄に和睦を乞う振りをして鉄餅を与え、自分は普通の餅を食べます。】

(以下引用)
『妹はとてもおいしそうに自分の餅を食べてみせました。
 ところが、鉄餅を口に入れた鬼の兄はそれが噛み切れないで困っていました。
 鬼の兄でも食べ切れない餅を妹がおいしそうに食べているのを見て、鬼は妹の口の頑丈さにびっくりしていたところ、餅を食べあぐみながら妹のホー(陰部)を見つけた鬼はいぶかって、
 「お前の下の口は一体なんだ?」
 と尋ねました。』

……兄が妹に言うセリフですか?!
つか、このあたり、沖縄で子どもたちにどう言ってきかせているのかぜひ知りたいものです(汗)。

(以下、さらに引用)
『すると、妹は機転をきかして、
 「上の口は餅を食べる口。下の口は 鬼をかみ殺す口です。」
 と言ったかと思うと、妹は着物をまくりあげて、下をあからさまにして鬼である兄に迫りました。
 びっくりした鬼はふいをつかれた思いで飛び上がるや、足を踏み外して崖下に転落してしまい、死んでしまいました。』
(おわり。)


そりは機転なのか…??
つか、兄弟姉妹にそんな風に迫られたら、誰しも慌てふためきませんか…?
しかも、兄は結局鬼のまま死んでしまってめでたいのか悲しいのかわからない話です…(^_^;)

ともかくも、この話から、鬼餅が厄除けなどに食べられるようになったというのは本当に本当なのです…!

うちはれの遊び」みたいに、着物をまくりあげて、下をあからさまにすることは、一種の神聖なことだったのでしょうか?
あるいはたんにフラーだったんでしょうか??

いまとなってはわかりませんが、厄除けを願って、今日は銀座の「わしたショップ」でも幕張の「ちばやー」でもムーチーが売られていました。

しかも、ちゃんとその「由来」(概略版)とともに……(汗)。


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Posted by チバりよ at 23:01│Comments(23)よーかい
この記事へのコメント
あ、そうだ。
しっぽさん、このブログにも旧暦表示つけられないんでしょうか?
沖縄の行事と照らし合わせる上で、旧暦は便利だと思うのですが…。

表示できないまでも、日々のイベント欄のところに、旧暦も一緒に書き込んでアップするとかいかがでしょうか?(^▽^)
Posted by よーかい at 2006年01月07日 23:12
ブログに旧暦表示となると、サイドバーにプラグインで旧暦付けるのかしら?

チバりよカレンダーに表示するのが手っ取り早い方法ですが、入力手作業になるからトホホです(~_~;)

なにかほかにアイデアあるかねー?
Posted by しっぽ♪ at 2006年01月07日 23:52
ホー、凄い話しですね。
子供に聞かせてどうしようってんでしょうね。
「鬼を噛み殺す口」は隠して決して表に出さず、いざと言うときに備えなさいてぇーことかな。
(見せられて鬼となった兄が仰天して崖下に落ちて死んでしまうのも見せてはいけないものを見せたことに対するお諌めですかね)

「いざ」って、どんな時って聞きたいでしょ。
(分かっているくせにぃー)

ねぇー、鬼に決まってるでしょ。
(オチがあったって子供には関係ないし、どうしたら良いでしょう?)
「鬼さんコチラ、兄さんコチラ」って遊んでもしょうがないし・・・。
(この遊びは大石さんに任せとこ・・・)

ウチナーの親にも聞いてみたいですね。

     (つのい いちろう)
Posted by 角井 一郎 at 2006年01月08日 11:58
うーん、それとも・・・。
「お兄さんには見せちゃーダメ」ちゅー
近親相姦のタブーを教えてるのかなぁー。

ウチナーの親御さんヨロシク・・・

    (つのい いちろう)
Posted by 角井 一郎 at 2006年01月08日 12:04
妹は生理中で血がしたたっていたので、
兄は余計にびびったという話もありますな。
Posted by ちず。 at 2006年01月08日 14:13
下の口にまつわる昔話なら、「浜下り」もあります。
蛇の子供を身ごもった島娘を堕胎させるために浜辺を裸足で歩かせた事が浜下りの始まりだそうです。
蛇と下の口、どんな意味があるのでしょうね?
この話も突っ込み所が多そうですね。。。
Posted by にしやん at 2006年01月08日 18:12
下の口にまつわる昔話なら、「浜下り」もあります。
蛇の子供を身ごもった島娘を堕胎させるために浜辺を裸足で歩かせた事が浜下りの始まりだそうです。
蛇と下の口、どんな意味があるのでしょうね?
この話も突っ込み所が多そうですね。。。
Posted by にしやん at 2006年01月08日 18:42
>ちず。さん

なるほど~。
でもそうなると、沖縄では子どもたちにどう教えているのか余計に心配(?)になりますね…(^-^;


>つのいさん

沖縄では兄と妹が夫婦になる話って、けっこう民間に残っていますよね~。
「沖縄の父」伊波普猷はそれで悩んじゃったりした文章書いていましたよ~(^m^*)


>にしやんさん

「浜下り」ですか~。
うーん、たしかに。。。

できれば一回浜下りの現場見てレポしたいなぁ。。。

でもなんだか気づいたら、最近自分の書く文章がどんどん下ネタ方面になっていっているような…?(^_^;)アガッ
Posted by よーかい at 2006年01月08日 23:32
うん、そうだね。
大和でも古はそうだったみたい。
神代の時代はあたりまえに・・・。

伊波普猷さんの時代でも悩みの種だったちゅーのは・・・。
その時代になっても神様が身近にある暮らしがあったってことかな。

それとも間切りを越えての結婚に壁があった時代の延長線上にあったのでしょうか。
(結婚相手を自ずと狭い範囲に求めていた)

でも、妹が兄を慕う気持ちって結構ピュアで美しい。社会的に許されるのであれば夫婦になっても不思議でないし文学的にも耽美な空気が漂いそう。
(おっと、危ない世界に迷い込んできたぞぉー)

蛇や竜の子を宿す話しは大和にも多いよね。
子供の頃、宴会帰りのおじさんが狐に騙されて引き出物を持っていかれたって話しを度々聞かされた。
蛇にも竜にも、そして狐にも迷惑かけっぱなしだったんだよね。
最後まで相手の名を言わなかった娘さん、本当のお相手は誰だったんだろうね。
(時の権力者やその関係者だったら怒るよ)

     (つのい いちろう)
Posted by 角井 一郎 at 2006年01月09日 11:21
>つのいさん

今日の「大好き沖縄新年会」ではどうもでした♪(^▽^)
「肝がなさ節」は会場に着いてからセッションが決まったばかりで、「島人ぬ宝」はヴォーカルがまさか自分のソロになるとはステージに上がるまで(!)思ってもいなかったのでどきどきでした…(^.^;)
最後まで聴いてくださってにふぇーでーびる。


伊波普猷が悩んじゃっているのは、「いったい自分たちのご先祖様は何をしていたのだ~」というような悩みだったようです(^_^;)
そんなことで悩まなくてもいいと思うんですけどね。。。

そういえば、千葉にはお姫様が宿した犬の子が大活躍するお話がありますよね~(^▽^)
伝奇映画にもなっていましたが、江戸時代には春画の題材にもかなりされていましたね。。。(^_^;)
Posted by よーかい at 2006年01月09日 23:59
まーしかし、ギリシャ神話の性的おおらかさに比べれば、
兄妹くらいどうってことないような気がしませんか。
何しろ一番偉いはずのゼウスが、姉と結婚した挙句に、
少年だろうが人妻だろうがアレがナニで(以下自粛)
Posted by ちず。 at 2006年01月10日 00:21
>ちず。さん

わはは(^▽^;)

そういえば、「プラトニック・ラブ」の語源は男性同士のナニでしたからね~。
ギリシアではそのナニが最高の愛の形だとされていたっていいますし…。

そういえば、インドに行ったときに、遺跡に掘られたレリーフで、数人でのナニや人間と牛とのナニが彫り込まれている遺跡を見たことがありますです…(^_^;)

ってか、こんなこと書いているから、今日しっぽさんから「大好き沖縄新年会」などで「ブログでいつも下ネタ書いているひと!」なんて紹介のされ方してしまうんだろーなー(汗)。
…別にいつも下ネタばかりじゃないですよ~(^_^;)
つか、いつから自分はこんなキャラに……(謎)。
Posted by よーかい at 2006年01月10日 00:31
>よーかいさん

お会いできて光栄でした。
(礼儀正しくなったでしょう)

伊波普猷さんの周りのでデキゴトじゃーなかったんですね。
(そうだよね幾ら何だって・・・)

因みにおじさん達が狐に化かされるお話しは私の子供時分のリアルタイムのデキゴト(作り事かな・・・)です。
(いいなぁー、動物の所為にできる時代って・・・)

今度は皆さんとゆっくりお喋りしましょうね。
(宜しかったら・・・)

     (つのい いちろう)


Posted by 角井 一郎 at 2006年01月10日 09:49
よーかいさん、良い話ありがと♪。。。ぶっ!

つのいさん・・・・ゆみちゃんと、おお被りしています。爆

『鬼に金棒』も、この話に関係あったりして?


。。。。爆
Posted by 夏海 at 2006年01月11日 13:56
>夏海さん

えっ、「おお被り・・・」って???

     (つのい いちろう)
Posted by 角井 一郎 at 2006年01月11日 14:36
つのいさん、どもです。

ゆみちゃんと、キャラが同じです。。。(笑)

いや・・・・角井さんの方が、オブラートに包んだ書き込みですけどね。(笑)
けど、キャラは、同じやと、思います。。。(^_^)v

ここ見てね♪

http://www.plays.jp/bbs/itakama/index.html
Posted by 夏海 at 2006年01月11日 17:22
>夏海さん

そうゆうことね。
JUMONさんにも筒抜けなんだね。
(危ねぇー、でも悪口言ってないからまぁーいいか)
でも、どうしても「ゆみちゃん」との共通点が見つからないのですが・・・。
(マジ、どうゆうことなの?)
何か皆に楽しまれているような予感・・・。
(楽しいことは良いことだから、まぁーいいか)

   (つのい いちろう)
Posted by 角井 一郎 at 2006年01月11日 18:56
>夏海さん

めんそーれ♪(^▽^)

鬼に金棒、ふつーは強くなる例えですよね?
この場合だと、鬼に金棒で退治されてしまうって、なんだかシュールですねぇ…(^.^;)

つのいさんとゆみちゃん、なるほどー、たしかにちょっと似ているのかも?
文体の感じとか、博学なところとか。

西にゆみちゃんあり、東につのいさんあり、ですか~♪(^m^*)
Posted by よーかい at 2006年01月11日 23:16
>よーかいさん

文体ねぇー。
(活字中毒が抜けないでネット族になりきれないってことかなぁー)
何でも中毒ちゅーのは完治しても長く後遺症に悩まされるんだよねぇー。
(それとも、年の所為かなぁー)
おっと、これは「ゆみちゃん」ゴメン。
(オフレコで願います)

      (つのい いちろう)
Posted by 角井 一郎 at 2006年01月12日 08:09
(オソルオソル・・・)
若しかして「ゆみちゃん」ってオジイなの?
(怖っ・・・)

こうゆうの「恐怖の館」ちゅーんだね。
(皆、強いね)
全然平気にしてんだからぁー。

     (つのい いちろう)
Posted by 角井 一郎 at 2006年01月12日 09:57
>つのいさん

「ゆみちゃん」は多分つのいさんよりも少し年上の男性ですよ~。
とても元気でおちゃめなひとです☆

ところで「恐怖の館」って…??
Posted by よーかい at 2006年01月12日 10:43
>よーかいさん

イヤイヤ・・・特に意味もありませんよ。
(気にしないでね)

      (つのい いちろう)
Posted by 角井 一郎 at 2006年01月12日 11:04
あっそうそう、KUWAさんの「シマウタ37.6度」に「人喰い鬼と餅の食べ比べをしたあと崖から突き落としたといわれている伝説の場所」の写真が載っていますよ。

首里にも鬼が出たんだねぇー。
京の都にも出たんだから不思議じゃーないか。

それはそうとKUWAさんて何時頃から沖縄へ行っちゃったんだろう?

      (つのい いちろう)
Posted by 角井 一郎 at 2006年01月12日 13:17
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