千葉で楽しむ沖縄

「うこん」。
沖縄の県産品を語るうえで、欠かすことのできない重要産品です。
同時に、多くの人の、想像力の一部を刺激する蠱惑的な産品ともいえるのではないのでしょうか？

もう一回、声に出してみましょう。
「うこん」。
別におかしなことは言っていないのに、この居心地の悪さはなんなのでしょう？

とくに、カレーの材料に「うこん」なんて書いてあると、思わずまじまじと見つめてしまいませんか？
うこんはカレーの黄色を出すには欠かせない材料です。
けれど、最近は「ターメリック」なんて洋風な名前で記載されているのも、なるべく想像力をたくましくさせないための策謀……いや、配慮なのでしょうか？

染料として使用される場合もあります。
うこん染め。
薫り高き匂い立つような染め物ができあがります。
ああ、上品な表現をしたつもりなのに、何かが違う…！

ところで「うこん」は生姜科ウコン属の多年草で、クルクミンを豊富に含みます。
外見はショウガに似た根茎と、ひげ根の先端が肥大根となるのが特徴です。

クルクミンの働きとしては、以下のものがあります。
・肝臓の働きを活発にする－胆汁(消化酵素)分泌、アルコールの分解
・抗酸化による老化防止
・悪玉コレステロールを酸化を予防して、動脈硬化を防ぐ
・利尿作用
・ガン抑制作用
・メラニン色素の生成抑制作用
・殺菌・抗菌作用
こうしてみると、けっこう凄いヤツです。
二日酔い解消の薬として、ヤマトでもかなり一般的にもなってきました。

うこんには春うこん、秋うこん、紫うこん（別名ガジュツ）があります。
紫うこん…？
思わず、夕べの食事内容を疑いたい衝動にかられてしまいます。

実際、うこん商品には、想像力を刺激する程度の奥ゆかしい（？）だけのものではなく、もっと直接的なのもあります。
例えば、「大地のう○こ」。（このブログの品位を落とさないために、あえて一文字伏せ字にします。）
パッケージには、そのものずばり「巻きぐ○」がイメージキャラクターとしてかわいらしく（？）描かれています。
一袋１，２００円で販売されていますので、一度お試しになってはいかがでしょうか？


先日、石垣空港では、「イリオモテヤマネコのウ○コ」（実物は伏せ字ではありません。）という食品が売っているのを目撃しました。
これは「うこん」関係ではなく、チョコレート菓子です。（写真）
「ウ○コ」には、「運幸」と、とってつけたような漢字もあてられていました。
どうやらシリーズもので、地域によって「ヤンバルクイナの…」、「ケラマジカの…」などもあるようです。

好奇心から手にとっては見たものの、よーかいにはどうしてもその先に踏み込むことができません…（泣）。
思わず、キューバ議長のひげ面が浮かびます。
お寿司屋さんで板前が威勢良く「イカ、トロ、一丁！」といなせに握る姿をつい想像してしまいます…。
お菓子だとわかっていても、なんだかそれは、ひととしてどうなのかなあ…というためらいが先に立ってしまうのです。

どうか、ご試食された方、ご感想ください。

さて、ここまで伏せ字にしてきましたが、人間も本来は大いなる自然の一部です。
沖縄の大自然は、それを思い出させてくれるのかもしれません。
すみません、最後に一言だけ自然の叫びを。

うんこ！

あ～、すっきりしたぁ。（小学生かよっっ！！）