千葉で楽しむ沖縄

先日、よしぴーさんから竹富島の種子取祭関係のＣＤ２枚とＤＶＤを１枚お借りしました。
そのすごさを書き尽くすには、明らかに力不足を実感です…。

しかし、血の汗流し、涙をふかずに書いていく所存です。思いこんだら試練の道をってやつです。（謎）

まず、その１枚が、この「てぃゆむたきどぅん～種子取祭奉納舞踊曲」という２枚組全２５曲のＣＤです。

種子取祭とは、八重山竹富島に古くから伝わる国の重要無形民俗文化財指定のお祭りです。
このＣＤには、そのお祭りで奉納される芸能が収録されています。

特徴としては、一言で言うと“まにあっく”…（汗）。

八重山マニア、沖縄芸能マニアにとっては、頬ずりしたくなるような、あるいは一緒に添い寝したくなるような作品だと言えるでしょう！
研究者、竹富島フェチにとっては、きっとこれを聴きながらご飯三杯は軽いでしょう！
沖縄病、とくに八重山病羅患者にとっては、「禁断のＣＤ」です。

例えば、庭の芸能の前に奏でられる”楽（ガク）”から古謡まで盛り沢山ですし、竹富島で生まれた安里屋節、仲筋ぬヌベマー節、マミドーなどの曲は、同じ曲でも他の島と唄い方や歌詞等の違いも見られます。
とにかく深いです。

けれども、深すぎて、たいていの人はこのＣＤを楽しむ域に達する前に挫折してしまうのではないだろうか?
…そんなおせっかいな懸念も抱いてしまうほどです（爆）。
古井戸の底から水をくみ上げるように、ゆっくりゆっくりたぐり寄せないと、せっかくの滋味がこぼれてしまいそうです。

さて、この「てぃゆむたきどぅん」というタイトル、直訳すると“手で読む竹富島”という意味だそうです。

収録曲は以下の通り。
【DISC-1】
(1)玻座間の楽(2)じっちゅ(3)真栄節(4)安里屋ゆんた(5)くいちゃ踊(6)馬乗り(7)みるく(8)しーざ踊(9)祝種子取節(10)しきたぶん節(11)元たらぐじ節(12)胡蝶の舞(13)白瀬走川節

【DISC-2】
(1)仲筋の楽(2)まみどーま(3)竹富節（八人踊）(4)たのりゃー(5)仲筋ぬヌベマ節(6)種子取節(7)まんのーま節(8)安里屋節(9)ささら銭太鼓(10)竹富育ち(11)掃除かち(12)竹富口説

この上記収録曲を見ただけで、「おおっ♪」と言える人はたいしたもの。
いわば「重症」です。
まあ、こういう人は「マイノリティ」の部類に入るでしょう（笑）。

では、まだ軽症の人や発症の自覚症状がない人はどう楽しんだら良いのでしょうか？

ずばり、良い方法があります！

それは……

ずばり、もっとディープにはまってしまうことです。
八重山病重症への甘く耽美な道を、ともに手と手を取り合って、進んでいこうではありませぬか！
みるくゆがふを待ちながら。（なんで？）

てなわけで（どんなわけだ？）、これから何回かに分けて、竹富の種子取祭関連のもろもろをテーマ別に見ていこうと思います。

きっと、種子取祭当日までには、立派な八重山禁断症状が現れていることでしょう♪v(^m^*)