メンバー紹介
チバりよ
チバりよ
もたっち。(旧・mota)(もたちぶろぐ)/にしやん(にしやんのHP)/よーかい(沖縄で小学校の先生になる!)/よしぴ~♪(在石垣市)/こあき/しっぽ♪(ぽログ)/なんぷう1502(成田美ら海会)/おきみちゃん(在千葉市)/♪なちゅ♪(なわとび) 
アクセスカウンタ
QRコード
QRCODE
オーナーへメッセージ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 34人

2005年09月26日

海ヤカラ-2

海ヤカラ-2(1のつづき)

糸満には実際にいまもロンドンガマという洞窟は残っています…!

調べてみると、昔、ロンドンガマの場所がまだ海辺だった頃(現在は海岸から1km程内陸になります。)、8人のイギリス人が漂流し、ガマで生活を始めたそうです。
なんでも、「糸満」の名称も、8人の男達のいる場所という事で「エイトマン」と呼ばれる様になり、それが訛って「糸満」になったとか。

「エイトマン」って、昔のアニメのタイトルみたいですね…。
光るぅ~海ぃ、光るぅ~大空ぁ、光るぅ~大地ぃ~♪(SMAP出演CMの歌の元ですね。)

糸満についてルポライター竹中労は、
『漁港糸満は、太古、紅毛碧眼の国と交流があったといわれていて、独自の方言と風貌とで、他の地方から分かたれている。
典型的な糸満の美少女をたまたま幸地腹門中の墓所で見ることができたが、沖縄ムスメにはめずらしく色が透きとおるように白く、瞳は心持ち青く澄んで、しかも丈なす黒髪がばっさり腰のあたりまで、まさに一幅の絵と見まちがう風情』
と「メモ沖縄1969」で書いています。

これまで自分は、糸満に外国人の血が流れているというのは、糸満漁民はアジア中を航海し、ときには欧州の方まで交易したということに由来する話だと思っていました。
けれども一方では、それは海外にウチナージラー(沖縄系の顔)の人たちが多い説明にはなりえても、そこから糸満に女性や子どもを連れて帰りでもしない限り「糸満美人」の整合性はつかないような矛盾を感じていました。

その話も、ロンドンガマの海ヤカラの話で解決です♪

大神島のキャプテン・キッドの財宝の話も、このロンドンガマの話が事実ならば、それなりに無根拠ともいえなくなってきます。
実際、欧州の船が琉球国に流れ着いた記録もたくさん残っています。

なお、島尻郡史によると、民話にもこのイギリス人の話が残っているそうです。
彼は魚取りが上手な上、取った魚を村人にも分け与えるなどしていた為、村人、特に娘達からは絶大な人気があったそうです。
いいヤツだったんですね~。
けれども村の青年達は、このよそ者の人気に嫉妬して、皆でこの外国人を殺そうと考え、海に連れだしてリンチにしました。
気絶した彼を海に投げ捨て、
「ふふふ、ついにヤツを亡き者にしてくれたわ。これで娘たちは俺たちのもの…!」
と、ほくそ笑みました。
しかし、死ななかったばかりか、翌日も彼はそれまでと同じように漁に出て、村人に魚を分けていました。
それを見て仰天した青年達は、あいつは不死身だからと、他の方法で人気を落とそうとしました。
ついに妙案が浮かびました。
それは、このイギリス人とつきあう娘達を皮肉り倒した歌を作り、流行らせる事だったのです!

……おいおい。。。(-_-;)

その歌こそが今でも歌い継がれている「海ヤカラ」だということです。
(……ホントかいな?)

たしかに「海ヤカラ」はいまだに唄いつがれています。
その意味では村の青年たちの思惑どおりだったのかもしれません。
しかし、初めの意図はどこへやら、とても楽しい曲として親しまれています(^m^*)

ほら、エイサーの太鼓に乗って聞こえてきませんか?

うみヤカラー ドンドン スーリエイスーリ♪
(海越えてロンドンからいらっしゃったダーリン、あたしと遊びましょう
 さあ、いらっしゃい♪)

めんそーれ♪♪♪(笑)


同じカテゴリー(よーかい)の記事
豚も笑う。
豚も笑う。(2008-02-07 22:28)

赤鬼がやってきた!
赤鬼がやってきた!(2007-12-18 17:01)


Posted by チバりよ at 20:33│Comments(2)よーかい
この記事へのコメント
宜野湾市にも宜野座村にもドンドンガマはあるらしいよ。
http://www.okiu.ac.jp/minwa/ginozavill/densetu/sonnai/dondongama.htm
個人的には宜野座村が発祥という気もしますけどね。エイトマンと糸満とかちょっと眉唾っぽい感じもするけど「沖縄・糸満市の昔話」という本があるらしいので沖縄で入手してみるよ。
Posted by よしぴ~♪ at 2005年09月29日 01:26
よしぴーさん、情報どうもありがとうです♪

「えっ、こちらもロンドン?」と思って見たら宜野座のドンドンガマは、中に石をいれるとドンドンと音が反響するからなんですね~。

海に近いようですが、宜野座は「海ヤカラ」たちとの交流は聞いたことないです…。(たんに不勉強なだけかも。汗)

海流の関係からも、東海岸にはあまり漂着船はこなかったのかなぁ?

「エイトマン→糸満」説はたしかに「ホントかよ…」って感じですよね(^_^;)
これについては、今後の歴史学者か言語学者の研究をまちたいとおもいますです。
Posted by よーかい at 2005年09月29日 14:06
※会員のみコメントを受け付けております、ログインが必要です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。