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2006年02月07日

カジムヌガタイ

漢字で書くと、「風邪ものがたり」・・・

インフルエンザに気をつけましょうね~ハブ

さて、これは「風物語」という意味でしょう・・・ね?

翻訳されて、イタリアで大ブレイクしてる日本のコミック。

“ローマで売り切れ続出!”だって。

カジムヌガタイ

カジムヌガタイ―風が語る沖縄戦」(講談社)
比嘉 慂 (著)
価格: ¥580 (税込)

2003年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞作。

知らなかったです。

ほかに壮絶な沖縄戦を題材にした映画や本もたくさんあります。

・・・が、反戦運動家がいうような、「これが戦争だ!現実を凝視しろ!」的に、よくありがちなスプラッター、血なまぐさい描き方は正直、「勘弁してほしい」と思ってます。

血や飛び散る肉片を見るだけで戦争への嫌悪感を抱くことはたやすい。

どんな戦争も、悲惨でないものはないでしょ?
だって人殺すんだもん。死ぬんだもん。

この漫画だって、内容は超リアル。強姦、殺人あたりまえ。
アメリカ世、ヤマト世・・・どちらも安穏としてはいられない苛立ちをおぼえます。

なのに絵は、「え、これがプロ?」と思うぐらいへたっぴいです。
血はでてますが、絵は淡々と真実であろう物語を紡いでいきます・・全6編。

カジムヌガタイ
ハンティングと称して、若い娘をレイプし、殺人も犯していたアメリカ兵3人を村民が協力してワナにかけて殺す話。」

フシムヌガタイ
防空壕に押しいってきた日本兵に家族を殺された娘が、終戦後、アメリカキャンプで働くうちに、負傷兵として、殺した日本兵がやってくる。
仇の日本兵を殺したい。罪を認めさせたい。

イシムヌガタイ
戦争のために西表島に移住しろと命令し、ジャングルでマラリアで倒れる波照間島村民。
その指示を出した兵隊は、非難命令が解除されるとひとり逃げ出そうとする。

など。

流される血に動かされることなく、
流される涙に心動かされます。


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Posted by チバりよ at 06:32│Comments(9)しっぽ♪
この記事へのコメント
紀伊國屋BookWebで調べたら、新宿南店に1冊だけ在庫が…。
急いで買ってきました。
もう、紀伊國屋には売ってないよん(笑)
では、感想は後ほど…。
Posted by かり管1号 at 2006年02月07日 15:08
かり管1号さん、おつかれさま。

私は初めてセブンイレブンのお取り寄せで購入しました。↓
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=07116238

送料手数料一切かからないし、ネットで検索して注文できるってすごい便利ですね~。
Posted by しっぽ♪ at 2006年02月07日 15:39
波照間島から西表島へ強制的に、
移住させられ、
戦争マラリアで悲惨な事態になった資料を、石垣図書館で、見たことがあります。

石垣図書館には、
八重山の歴史的資料が沢山保管されていて、
いつも顔を覗かせます。
Posted by 琉球弧風来坊 at 2006年02月07日 16:22
沖縄戦というと、南部での激戦ばかりがクローズアップされることが多いですが、このコミックの場合、戦後だったり、離島が舞台になったりと広く題材をとりあげているのがおもしろいですね。

この作者、40歳を超えてからの漫画家デビューだそうで、こういう作品をひっぱりだしてくる週刊モーニング自体も、時折立ち読みぐらいはしてみよーかなという気になります。

石垣図書館には、八重山の古い音楽資料なんかもありますかね?>風人さん
Posted by しっぽ♪ at 2006年02月07日 23:16
昨晩の朝日新聞の夕刊に「ハテルマシキナ」の話が少し出ていました。
記事名は、「ニッポン人・脈・記  沖縄をつむぐ」
Posted by にしやん at 2006年02月08日 00:36
「ハテルマシキナ」の校長先生と、平良とみさんの恩師が同一人物だったとは、新聞を読んでびっくりしました。

「忘れな石」の話は、以前takoさんが紹介していた絵本の描写がすごくリアルでした。
http://blog.livedoor.jp/hito_no_aida2004/archives/50211999.html


朝日新聞夕刊の「沖縄をつむぐ」の連載、ちょっと楽しみな内容ですよね♪(^-^)
Posted by よーかい at 2006年02月08日 01:02
>よーかいさん

takoさんの「おばあの涙・・・「忘れな石」の話」、プリント・アウトしてじっくり読ませていただきます。素敵なレスも沢山ついていて楽しみです。

平とみさんの「美ら島 美ら心」にも恩師のこと書いてましたね。高等科二年を卒業時の担任でオール優のとみさんをお金のかからない師範学校進学をしきりに勧めてくれたそうですね。それが叶わないと営林署の就職まで面倒見てくれたそうです。

そんな誠実な先生が「忘れな石」を刻んだのですね。

      (つのい いちろう)
Posted by 角井 一郎 at 2006年02月08日 08:27
カジムヌガタイ、ゆうべ読みました。しっぽ♪さんの言うとおり、南部に関するものだけじゃなく、さまざまな地域・視点で描いてるところがいいですね。
「忘勿石」のエピソードもあったし。
西表島には1969年くらいまでマラリアが存在したんですってね。例の紅いもにつく「何とかバエ」を駆除するのと同じ方法でマラリア蚊を撲滅したって、どっかで聞いたことあります。
ところで、小説や実写映画とちがって、沖縄戦をコミックにする場合、タッチにあまりリアリティを持たせない方がいいのかもなぁ…。あの話を「さいとうたかを」や「白戸三平」が描いたら…と想像するとゾッとするもんなぁ(と、いうよりも、彼らをもってしてもこの話は完全には描ききれないと思う)。だから、このマンガの「ちょっとヘタっぽいノホホンタッチ」は、逆にちょうどよいのかもよ。
Posted by かり管1号 at 2006年02月08日 11:56
沖縄の漫画と言えば今は亡き職場の大先輩に神田の地方小出版センターで買ってもらった一冊があります。

新里堅進「歴史劇画 沖縄決戦」月刊沖縄社,1978.10.1

昭和20年4月1日朝の水釜海岸上陸から始まり6月23日の牛島軍司令官の自決までのドキュメントです。(2分冊)

タッチも内容もとても重苦しいものです。私の子供にでも読んで欲しいと思って買ってくれたのでしょうか。先輩のお子さんは当時テレビも見ない読書少年(中学生くらい)だったので勘違いされてたのでしょう。まだ、うちの子は本を読む年齢にも達してなかったのです。また、そんな子に読み聞かせるのにも難しい内容だったので、私が読せていただきました。

製本が粗悪な本ですので綴じがバラケテしまっている状態ですが、今となっては形見みたいなモノですから大事に保管しています。
この本を戴いた当時は、沖縄に旅行するとは思ってもおりませんでした。何年か前に南部を定期観光バスで廻ったとき、若いバスガイドさんが最後に「今日はお参りいただいてありがとうございます」と挨拶されました。この劇画に描かれた激戦地を巡るのは「お参り」の外はないとシミジミ思いました。

      (つのい いちろう)
Posted by 角井 一郎 at 2006年02月09日 18:20
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