昨夜のワールドカップは、寝不足になっても、
どうしても見たい試合がありました。
それは、
イングランドvsトリニダード・トバゴの試合です。
かつての宗主国と旧宗主国(植民地)の対決でもあります。
イングランドはブラジルに次ぐ優勝候補の大本命です。
有名なイケメン、ベッカムのフリーキックだけではなく、ランパードとジェラードのダブルボランチは「反則」といっていいほどの世界最強です。
一方の、トリニダード・トバゴ。
……どこ?って感じです(^_^;)
ワールドカップ出場も、バーレーンとのプレーオフで、かろうじてギリギリで出場(しかも初出場!)した国です。
でも、
初戦のスウェーデン戦を見て、よーかいはすっかりこのチームのファンになってしまいました。
そう、
イングランドにトリニダード・トバゴが大番狂わせで勝つところを見たかったのです!!!
(さて、これが沖縄とどうつながるのか?…この後に明らかになります。)
まあ、結果は後半の終了間際にイングランドが2点を決めて、トリニダード・トバゴは敗れました。
運動量も豊富で、守備の戻りが早く、ときおり鋭いカウンターを繰り出すなど、すごく良いサッカーをしていたのだけどなぁ。。。
残念です。
ところで、よーかいもカリブ海に浮かぶ島というのは知っていたのですが、正確なところは知りませんでした。
地図で見てみると、南米北部のベネズエラの東にあります。
主にトリニダード島とトバコ島の2つの島からなっています。
なお、「
沖縄のジュゴンの保護を求める国際署名」の署名国でもあります。
そう、トリニダード・トバコは
沖縄と同じシマンチュなのです!
統計資料を見てみると、面積は5,128km²。(世界164位。)
人口は約109万6,585人です。(世界152位。)
一方、沖縄県の人口(平成18年5月現在)は、約136万4千人(※沖縄県統計課資料より)、面積は約2,274km²ですから、面積は沖縄の倍でも、人口は沖縄よりも少ないです。
ちなみに、千葉県の面積は5,156km²でほぼトリニダード・トバゴと同じです。(千葉の人口は約605万人もいます。)
つまり、それほどちっちゃな国なのです。
ちなみに、国の経済の中心は、石油と天然ガスです。
なお、ルクセンブルクなんかは面積が2,586km²ですから、沖縄県と大差ないです。
つまり、
沖縄って人口も面積も、ひとつの独立国に十分足るだけのものがあるのです!
しかも、石油や天然ガスの埋蔵量に関しては、沖縄はかなりのものがあります。
………。
沖縄、独立しちゃえば?(笑)
独立国になれば、日米安保条約は無効です!
よって、基地も自衛隊も沖縄に置いておく正当性がまったくなくなります。
代わりに、多国間安保を周辺の国々と結べば良いのです。
コスタリカなんかは、憲法によって一切の軍事力を否定していますが、ちゃんと成立しています。
「軍事」というのは、ひとつの政治的手段なのですから、他の政治的手段によって軍事力を使うことが意味のないことにしてしまえば良いのです。
例えば、紛争の起こる最大要因は「社会不安」であるというデータがあります。
貧困や、教育の不足、医療の不足、インフラの不足、抑圧的な社会体制などなど。
逆に言えば、軍隊よりも、社会不安をなくすNGOなどの活動の方が、よっぽど紛争抑止力があるのです。
これは、発展途上国に限ったことではありません。
先進国でも、失業率の上昇や不況などの社会不安が大きいときに、内政に目を向けさせないために、外部に「敵」を作るのは常套手段です。
現代のヤマトもその例外ではありません。
そもそもファシズムは社会不安が高まったときに、「民主的に」ファシストの政権が選ばれてきてしまったという歴史だったのでした。
だから、軍事を限りなくゼロにして、その分を福祉的な部分に回す行政ができれば、戦争への道筋は減っていきます。
アルマティア・セン博士のいうところの“人間の安全保障”です。
国家を守ることと人間を守ることはイコールではないのです。
実際、「パワーバランス」は常に自国の軍事力を周辺国よりも上回らせないと機能しないシステムです。
これでは、限りない軍拡競争になります。
一方、旧ソ連とアメリカの冷戦を終わらせた一番の要因は、旧ソ連のゴルバチョフが行った「一方的イニシアチブ」という政策でした。
これは、“相手が軍縮しようがしまいが、自分が軍縮する”ということにより、相手も軍縮しやすくなるといった逆転の発想です。
手持ちの軍事力は少ない方が、紛争要因は減るのです。
それから、戦争は政治の暴力的側面であるということを想起すれば、要は政治的にその場所を攻撃しにくくすればいいのです。
例えば、国連難民高等弁務官(UNHCR)を米軍跡地に誘致してしまうこと。
そうすれば、人道的に沖縄を攻撃することは世界の非難にさらされることになります。
また、現代の「難民」の多くは、高度な教育を受けていたり、技術を持っている例も少なくありません。
そういった人たちの技術力や労働力を生かしてもらえば、一石二鳥です。
米軍跡地に、難民たちが一定期間言語などの教育を受けることができる施設を建設し、彼らに起業しやすい環境や法を整えられれば、先駆的なビジネスも可能です。
こういうことって、ただの妄想のように見えるでしょうが、実際に難民に対してこのような支援を行って成功している国もあります。
また、社会不安をなくす“人間の安全保障”を重視することが紛争の防止に効果があることは、国連も取り組みはじめました。
さらに、多国間安保は欧州では常識です。(むしろ二国間安保が特殊です。)
ほら、こう考えていくと、なんだか急に現実的になってきたでしょ?(^ー^)
独立しちゃえば?